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2009年10月23日 (金)

豚汁

 朝の情報番組で「豚汁」は「ぶたじる」か「とんじる」か、という話題があった。ある人が調査したところによると、おおむね東では「とん」西では「ぶた」が多いが、北海道は「ぶた」で沖縄は「とん」だという結果だったそうな。
 私は西の人間なので、当然子どものころは「ぶたじる」と呼んでいた。上京してだんだん「とん」に染まり、今では「とんじる」と言ってから、しまった!と思う(ん~、何となく魂を売り渡した気分になって……)。
 料理名の読み方ひとつとっても、郷土文化や移民などの歴史が想像できて興味深い。遠く離れた漁師町に、共通の方言が存在する、などの話も聞いたことがある。
 番組では、広辞苑(岩波書店)は「とんじる」で引くと「ぶたじる」の項を見るように書かれているので、広辞苑は「ぶたじる」を本来の読み方と考えているのではないか、というようなことを言っていたと思う。

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コメント

日本語の漢字の読み方は実に複雑で難しいね。
暗記するしかないと想いますが、同じ漢字でもいろいろな表現があるから、暗記するのに苦労しました。

例えば「果汁」の「汁」は「じゅう」と読み、「みそ汁」の「汁」は「しる」と読みます。

さらに「重箱読み」と「湯桶読み」もあります。今回の「とんじる」は「重箱読み」にあたりますね。それに「しる」も濁音化しています。濁音するかしないかのも難しいところと思います。

ひとつ思いつくのは、読み方の違いは発音が先に出られていて漢字に書かれたから生じたのではないか、と。漢字の読み方が多彩な日本では、十分あり得ると思います。最初はどう読まれていますか、もう誰も知らないでしょう。

(豚骨の読み方はもう定着しているようですね。「ぶたほね」と読んでいる人いますか?似ている組み方けど、こういう違いもあります)

投稿: ban | 2009年10月28日 (水) 01時08分

こんにちは。いつもありがとうございます。

先を越されてしまいましたが、今週の回は先週の続きで、重箱読みにも触れる予定でした。

それにしても、本当に日本語に詳しいんですね。重箱読みも湯桶読みもご存じだなんて。

熟語の読み方の変遷については、私も少し調べてみようと思います。

投稿: | 2009年10月29日 (木) 19時37分

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