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2006年1月27日 (金)

校正か校閲か

 このブログの名前を「校正」日記にするか「校閲」日記にするか、まず迷った。
 いろいろな辞書を引くと、校正は「校正刷り」を原稿と比べて誤りを正すこと、校閲は原稿の誤りを正すこと、らしい。テキストデータで入稿する今の時代では、原稿と突き合わせること自体、もうほとんどない。その意味では、私たちの仕事は「校閲」なのかもしれない。
 個人的には、校正は誤字・脱字や日本語の誤用をただすこと、校閲はその文章が説明する内容が正しいかどうかまでチェックすること、だと考えている。つまり、
「2006年は鶏年だ」
という文章を
「2006年は酉年だ」
と直すのが校正、
「2006年は戌年だ」
と直すのが校閲だと。
 そしてこの、内容が正しいかどうかのチェックが非常に困難だったりする。編集者といっても、あらゆるジャンルに造詣(ぞうけい)が深いわけではない。だから、著者やライターの原稿を「校閲」することなど、どだい無理なのだ。とはいえ、間違ったものを世の中に出すわけにはいかないので(あくまでも!)、時間と手間をかけて原稿や校正刷りを何度も読むことになる。でもやっぱり、胸を張って「校閲してます!」とは言いにくいなあ。
 ということで、「校正」日記としてスタートしよう。日々の校正作業で感じたこと、日本語について考えていることなどを書いていきたい。

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» 新潮社(?)の校閲集団は、とにかくすごいらしい。 [ある編集者の気になるノート]
(?)をつけたのは、リンク先では出版社名が仮名なので。 (ただし、老舗文芸出版社で「パンダ」といえば、あそこしかないよね……) 校閲はすごい!(パンダのため息) パンダ舎は、営業はまあまあで、編集はたいしたことない。 けれども、パンダ舎が本当にすごいと誇れるのが、 「校閲部」。 これは作家の方々にも定評があります。 まあ、ほぼ間違いなく「日本一の校閲集団」でしょう。 (中略) しかもそれぞれの校閲者が凄腕ぞろい! 小説なんかで、 「この時間に満月がこの方角にあるのはおかし... [続きを読む]

受信: 2006年10月31日 (火) 13時42分

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