2011年8月26日 (金)

1頭、2頭……

 恐竜の絵本を息子と見ていた友人が「恐竜が2匹いるね」と言ったら「2頭だよ」と息子に訂正された、と話していた。息子いわく「大きい動物だから」だという。
 実際には、恐竜は爬虫類なので「匹」でいいのだが、未就学の子どもの言葉に対する感性に、まずは敬意を表したい。まぁ、たじたじになっていた父親のほうに助けを求められたので味方をすると、「頭」は牛・馬・犬などの動物を数える語、「匹」は獣・鳥・魚・虫などを数える語(いずれも、岩波書店 広辞苑 第六版)。では「動物」はというと「ヒト以外の動物、特に哺乳類あるいは獣類(けもの)の称」(同)とある。
 でも、ハムスターや猫を1頭、2頭とはあまり数えないし。しかも「大きい動物」を1頭と数えることを知っていることこそ、ちゃんと日本語を会得しているということだ。
 友人の家庭では、ほとんど子どもにテレビを見せていないとか。言葉に対する成熟度は、このあたりにも関係しているのだろうか。

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2011年3月14日 (月)

今すぐできる節電

 みなさん、大丈夫だろうか。
 終了したこのブログだが、今の自分にできることを考えた結果、駄文でも少しお役に立てればと。
 被災地の方へお贈りできる言葉はまったく見つからないが、幸いライフラインが確保できた私たちにできること。今なら、節電。もうご存じの方もたくさんいらっしゃると思うが、つらつらと書いてみた。

・温水便座なら便器のフタを閉める
 便座、温水の設定温度を最小限に
・エアコンの使用を最小限に
 日の入る窓はカーテンを開ける
 入らない窓はカーテンで保温する
 換気を上手く使う
・冷蔵庫の設定温度を上げる
・トースターの代わりにガスのグリル機能を使う
・電気ポットは使わず、都度、ガスでお湯を沸かす
 レジャー用の水筒(魔法瓶)があれば、保温が可能
・洗濯機の洗い時間は10分で十分、脱水時間は5分で十分
・干すときに手でのばすことで、アイロンをかけなくても
 気温が高く天気がよいなら、綿のシャツなどは
 脱水せずに干せば、シワがあまりよらない
・電気シェーバー派でも、パートナーが安全カミソリ派かもしれない

 電子レンジの代わりにガスで調理する、使っていない電気機器のコンセントはこまめに抜く、など、日常的に節電している方は、そのままで。
 もちろん、できる範囲で。必ずしも節電につながらない場合もあるので、それぞれの環境、状況を見極めてご自分で判断を。

【注意】停電時、停電後のガスの使用には十分ご注意ください。また、被災地でのガスの使用は行政、専門家、警察、消防の指導のもとにおこなってください。

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2010年1月29日 (金)

あなたへの贈り物

 家から駅まで、緩やかな上り坂だ。ある年の冬、前日の積雪で路面が凍結した。
 靴底がつるつる滑って、何度もこけそうになった。この年になると、尻餅をつくのも怖い。最小限の歩幅で、そろりそろりと歩く。どうしよう、遅刻するかもしれない。それよりも、ぜんぜん前に進めない。こんな調子で駅に着くのだろうか。道のりを考えたら、気が遠くなった。
 でも、振り返ると。私は確実に前に進んでいるのだった。たとえ1歩が20センチでも、1歩踏み出すのに1秒かかったとしても、1分で12メートル、10分で120メートル、1時間あれば駅に着く。その日、出社できたことは言うまでもない。
 たとえどんなにゆっくりとした歩みであっても、必ず前進し、目的地に着く。立ち止まらない限り、絶対に。
 私から、あなたへ。最後のメッセージ。

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2010年1月22日 (金)

私(あなた)へ贈ることば

 三十歳を過ぎてから2回転職した。
 就職して最初の2年は、あまりにも経験不足で転職する資格なんてないと思っていたし、その次の3年ぐらいは、何年もやっているのに自分を売るに足る実績がないと思っていた。過ぎた日を悔やみ、そのときそのときの自分にひどく悲観的だった。
 当時、求人欄にはある程度の年齢制限があった。第二新卒が23~4歳、つぎが27~8歳、30歳、32歳……。年齢が増すにしたがって、求められる経験は増え、求人の数は減っていく。若い頃はよかった。3年前の自分になら「まだ、なんだってできるよ」「無限の可能性があるよ」そう言えたのに。何度も何度もそう思った。
 ある日、私は気づいた。3年後の自分もまた、今の自分にそう言えるのではないかと。5年後、10年後の私も、きっとそうに違いない。何年経っても3年前の自分に「今なら何でもできる」といえるなら「今」の私こそ、なんだってできるはずだ。未来の私(あなた)よりも、現在の私(あなた)のほうが可能性が大きいなら、今の私(あなた)にできないことはない。

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