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横道まわりみち ~第230回:荒川線ぶらぶら途中下車~(25)~
「荒川線見どころマップ」によると、5~6月中旬までと、10~11月の間、沿線に植えられたバラが咲くという。荒川線と「花の女王」の組み合わせってどうなんだろう、というのはさておき、桜の後は、つつじ、そしてバラということで、朝の空気がさわやかで抜群に心地よいこの季節、始発電車に乗って出かけてみようではないか。といっても、荒川線の始発はちょっと朝寝坊の午前6:00。
乗り込んだのはわたしを含めて11人で、あいさつを交わす何人かがいるから、毎朝のお馴染みなのだとわかる。そして電車が出発するギリギリに60代の女性が駆け込んできた。
「いつも、もう少し早く来てね」
車掌さんの、諭すような口調。
この朝はかなり早めに駅に着いたものの、小学生から遅刻の常習犯だったわたし。ああ、このセリフ、何度担任から言われたことかと、苦い気持ちになる。
車内は思いのほか混んでいて、始発のおしゃべりおばさまグループに次々と人が加わっていく。耳を傾けていると、みなさん毎朝飛鳥山公園のラジオ体操に通っている様子。そのような荒川線の使い方もあったか。まさに庶民の足、と再認識する。
さてさて、お目当てのバラと言えば、早稲田駅から乗ること35分の荒川車庫前から、終点三ノ輪橋までの沿線に植えてあるとのこと。昭和60年(1985)から平成3年(1991)にかけて、東京都交通局と荒川区が協定を結んで植えられた。その数140種、13,000株もあるという。ここ何年かはボランティア「荒川バラの会」も加わり、今年は記念すべき第1回「あらかわのバラ市」も開催された。
(文・写真/堀径世)
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