2010年6月22日 (火)

横道まわりみち(第303回):のんびり鶴見線~(07)~

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横道まわりみち(第303回 最終回):のんびり鶴見線~(07)~

20100622hm

14:03 沖縄の次はブラジル。
商店街を歩いていると、今度はブラジル料理店や物産店があり、日系人らしき女性たちの姿もある。
14:07 多文化鶴見。
大正から昭和初期にかけて、沖縄から鶴見に出稼ぎ労働者が集まるようになった。これは鶴見線(当時の鶴見臨港鉄道)ができたころ=京浜工業地帯ができたころでもあり、第一次世界大戦による軍需景気が関東大震災や世界大恐慌によって不況に見舞われた時期とも重なる。この不況を沖縄では「ソテツ地獄」(米や芋を口にすることができず、毒性のあるソテツを食べるしかなかった)と呼び、この時期に多くの人たちが本土へと出稼ぎに、そして海外へと移民していった。
その縁か、沖縄県人の多い鶴見には、南米(主にブラジル)から出稼ぎに来る日系3世や4世がだんだんと、集まるようになったらしい。
14:36 ちゃんぷるー。
沖縄ラテン料理店のメニューには、ブラジル料理あり、沖縄そばあり、泡盛あり。きっと、今の鶴見を象徴しているのだろう。
15:12 清水湯でひとっ風呂。
立派な面構えの銭湯で、浴室のペンキ絵はなぜかヴェネツィアの風景のような。
16:07 陽射しも少し弱まるころ。
京浜急行の鶴見市場駅へ向かう。途中、大きく蛇行する鶴見川沿いを歩いていると、小学校3年生くらいの男の子が草むらで何かを探しながら、叫んでる。
「○○はいないよ、トカゲならいるけど」
その○○はといえば、ヤモリを探しているとのこと。そういえば、沖縄ではよく、家の塀にヤモリがへばりついて夕方から鳴いていたね。
16:45 駅員さんは忙しい。
鶴見市場駅では、駅員室とキヨスクが隣接していて、お菓子や飲み物の販売も、駅員がこなす。
16:51 鶴見市場駅発品川行き。
ボックス席を陣取り、すやすやと。

(写真・文/堀径世)

※300回を超えたこの連載も今回をもちまして終了致します。
長い間、ご愛読いただきありがとうございました。

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